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★ウイニングポスト7★のレビュー&紹介






名作競馬&牧場経営SLG「ウイニングポスト7」レビューです。

★グラフィック★は、レース画面の美しさはそれはコーエーの伝統美と
いってもいい定評のある美麗さです。PS2の機種でもPS3水準の
出来になっています。PS2版の通常画面はPS2標準の画像ですね。

でも、PS3版の画像は、例えて言うなら同じデッサンに基づいて別々の
人が筆を入れ彩色した感じ。基本のデザインは同じだけどPS2とPS3
では別の絵に仕上がっています。PS3らしくPS2よりは進歩した美麗な
画像になっていますよ。レース画面の印象も別物ですね。

PC版もやりましたけど、PS3に比べたらそんなに美麗というほどでは
ありません。シミュレーションだな、という感じ。

★シナリオ★は、これはこれまでのウイニングポスト・シリーズの
中では群を抜いて濃い内容になりました。スタート年が1984年で
そこからの20年間の競馬史を体感する内容なのです。競馬史に名を
残している名馬の登場、対決、所持も可能とそこから繰り広げられる
ドラマは感動物です。またウイポ伝統の名物キャラたちとのイベントも
相変わらず楽しいです。シナリオ上「史実補正」というものがレースに
かけられて実在馬有利のレースとなり、最初の20年はなかなか勝て
ませんが、隙間を縫って勝ち上がる楽しさもあります。

★キャラクター★は、ライバル馬主たちや、調教師たち、騎手たち
そしてなによりも歴代の名馬たち。そして架空&実在の馬たち。と、もう
それはそれは豪華な内容になっています。

★サウンド★は、ここではPS2の初期版とPS3の最新版をご紹介
しているため、総括するのが難しいですが、PS2初期版では実況の
アナウンスはなく、音楽も曲数が少ないです。ただ音楽性は完成されて
いるし効果音もいい感じです。最新盤では実況アナウンスが収録されて
いて、かなりの迫力ですよ。ただずっと続けるゲームなので逆にそれが
うるさいという人もいるようですね。

★システム★は、まず最初にもらった2頭の競走馬から始めて
その収益で、持ち馬を増やして、お金がたまったら牧場開設、海外
にも牧場を開設。セリで幼駒を買ったり売ったりして、また自牧場で
種馬と母馬を掛け合わせて幼駒を生産して、名馬を作り上げて
最優秀馬主や、自分の馬を年末の表彰台に上げ、自分の馬による
血統確立を目指すというものです。自由度がかなり高く、自分の
やりたいプレイスタイルがかなり許される幅の広いゲームですよ。

★はまり度★は、かなり高いと思います。一年一年を競走馬を
レースに出して、種付けをして、生産馬から自馬を選び、牧場施設を
拡充して、と過ごしていくと、あっというまに時間が過ぎていき
充実したゲーム時間を満喫するでしょう。ある程度お守りを貯めて
から二巡目プレイをすると面白いように名馬を集められ勝てますよ。
ただ、20年間の競馬史体験モードの時点で飽きてしまうプレイヤー
さんも多いんじゃないかと思います。

★面白さ★は、配合評価をみながら種付けして名馬を作る楽しさ、
セリでタイムや調教師の評価を基に選ぶ楽しさ、生産場への牧場長の
評価を聞いて自馬を選ぶ楽しさ、牧場が大きくなっていく楽しさ、
競馬史に残る名馬と対決できる、あまつさえ所持もできるという
楽しさ、書ききれないくらいに楽しい要素満載ですよ。先に書き
ましたけど、二巡目プレイでお守り使いまくるとやり放題で後ろ
めたいくらいに勝てて楽しいです(爆)
PS3最新版では馬に関するイベントが60以上追加されていて、
またオート進行機能も付きましたよ。

★総合★ とにかくこのウイニングポストと大航海時代とアトリエと
龍が如くとサカつくが私のベスト5ゲームです。賞賛してやみません。
easyで遊ぶと安易に勝ちすぎてつまんないですよ。normalで遊んで
余程資金に困ったら、毎週セーブして結果を見てからロードし直して
万馬券を当てるといいでしょう。あっというまに数百億貯められます。

それと国内セリでも名前の前に☆のついた馬は走ります。実在馬です
から。またお金を積めばお守りの馬もお守りなしで買えるのがセリ
ですから、積極的に買いましょう。海外セリでは架空馬でも走る馬は
います。タイムとあと参加馬主の顔ぶれで判断できます。相馬蘭子は
駄馬買い趣味なので避けましょう。吉野兄弟は相場眼高いので彼らが
いれば名馬の可能性が高いですよ。

実在有力馬を買うのにはお守りが必要なのですが、人間関係で
ご褒美にもらったり、G1勝利でもらったりするものです。お守りは
馬産に使った方が後々のためになりますよ。つまり種牡馬や繁殖牝馬
を買うのに使った方がいいです。

本格的に海外に進出したり、自血統確立に向けての馬産をしたり
できるのは20年経過してからです。そこまでは史実有力馬の
いない隙間を縫って勝ち上がるようなプレイになります。それは
それで楽しいですよ。20年やると、また84年から二巡目を
すると相当に有利だからやり直す人も多いらしく、なかなか
2006年からのこれまでのウイニングポストらしいプレイに
至らないというジレンマがあって非常に時間のかかるゲームでは
ありますね。

★グラフィック ★★★★☆
★シナリオ   ★★★★★
★キャラクター ★★★★★
★サウンド   ★★★☆☆
★システム   ★★★★★
★はまり度   ★★★★★
★面白さ    ★★★★★
★総合     ★★★★★

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