サウンドハウス

★新牧場物語 ピュアイノセントライフ★のレビュー&紹介





クソゲーと定評だけど、これこそ隠れた名作と言える作品です。

★グラフィック★は、全体的にPS1レベルです。キャラも
背景もドット目が粗いです。でも背景画の自然描写はかなり綺麗です。

★シナリオ★は、SFぽい近未来のファンタジーという感じで
物語の進行が牧場の発展と同時進行な感じで、主人公が滅びつつ
ある島の未来を救えるか、という内容です。農業と冒険要素という
この異なる要素をくっつけるのに苦心したのがよくわかります。
シリーズファンの方は恋愛要素がないのがご不満のようです。

★キャラクター★は、主人公はイノセントライフというロボット
でもアンドロイドでもない存在で、なんだか主張がなくて空気です。
周囲の人々もいつも話しかけても同じ返事しかしなかったり空気な
印象がしてしまうし、家畜やペットとも触れ合い要素がほとんど
なく寂しい感じです。

★サウンド★は、綺麗な音楽なのですが、物語全体を彩る寂しさに
さらなる寂しさを加えている印象がします。

★システム★は、お店で種を買って、主人公が住む遺跡の屋上に
ある農場にまいて作物を育てて、収穫するのですが、最初は事情が
あり、農地がほとんど封印されていて、少ししか育てられません。
でも冒険が進むと次第に農地が拡がり、作物もたくさん育てて収穫
できるようになりお金が結構儲かるようになります。

冒険では遺跡の周囲に結構広いフィールドがあり、そこをバギーに
乗って探検してまわり、封印をとくためのジュエルを獲得したり
季節毎の自生の収穫物を収穫したりします。

扱う品目には野菜や果物、花や家畜の卵や乳製品などがあり、季節毎に
様々なもの育てられます。農地が拡がって来た頃にはカゴレールという
オートメーションも導入されるようになります。

★はまり度★は、あまりないでしょうね。毎日1時間ずつとか
決めて、少しずつプレイして、この作品のほのぼの感を楽しんで
農作物のお世話と収穫を楽しむという感じです。

★面白さ★は、ほのぼのと平和に農作物のお世話と収穫をする
喜びを感じられるかどうかという点がポイントです。私はすごく
性にあったのでとても好きでした。ただ従来の「牧場物語」の
シリーズファンの方にはかなり不評のようで、本来はもっとこの
シリーズはほのぼのとしていて愛に溢れているらしいです。
私は「ぼくもの」はこの作品が初体験なので知らないのです。

作物が育っていき実る喜び、農場が拡がっていく喜びを感じる
育てゲーですね。育てゲー好きの私にはツボでしたよ。

★総合★としてはクソゲーだと定評になっているため送料なみの
価格で購入できるため、その負担で楽しめるのなら充分に楽しいし
育てるプレイが好きな人やファンタジーとか近未来設定とかが
好きな人には向いているでしょう。

ただ島の滅亡を救うというのがテーマの近未来ものなので、全体的に
ウツな印象で塗り固められています。まあウツゲーがあまり好きでは
ない私でも別に平気だったからそんなにひどくはないのだと思いますが
そこが嫌だという方も多いようです。クソゲーだと散々に言われてる
割にはそんなにひどい作品ではなく、愛すべき内容のゲームだと私は
思うのです。ただ「ぼくもの」シリーズファンの方には地雷なんだと
思います。

PSPの作品もほぼ同様の内容のようです。PS2版の攻略にほぼ
PSP版の本が使えますよ。

★グラフィック ★★★☆☆
★シナリオ   ★★★☆☆
★キャラクター ★★☆☆☆
★サウンド   ★★★☆☆
★システム   ★★★☆☆
★はまり度   ★★★☆☆
★面白さ    ★★★★☆
★総合     ★★★☆☆






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