龍が如く4 伝説を継ぐ者
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価格:2,835円(税込、送料別)
漢(おとこ)の中の漢、桐生一馬の物語第4弾です。
★グラフィック★は、前作でもう完成されたかと思えた緻密な
街並みの背景画はさらに精密になり、この街に実際いる感はかなりの
リアルさです。人物も第1作からのセガ特有の画風が次第に
実写に近い感じになってきていて、感情移入しやすくなり
ましたね。
一部、有名俳優さんを起用したキャラが似てないとの声が
ありますが、これはむしろあえて似せなかったのでしょうね。
前作までに俳優さんそっくりにする必要があるのかという
意見が多かったようですから。北大路欣也さんについては、
そっくりでしたしね。
ただ、ストーリーに関係のない一般市民の画像が少し手抜き
かと思います。そこまで手が回らないのでしょうね。
★シナリオ★は、今回主人公が4人になり、それぞれに
複雑な背景と物語があり、それが一つの大きな事件にみんな
繋がっていき、次第に謎が解き明かされていくのがとても
面白いですよ。
サブストーリーは前作よりも数が半分になってしまったのは
非常に残念ですけど、相変わらず楽しかったり、ほっとしたり
笑えたり、感動したり、様々な内容でとても楽しめます。
★キャラクター★は
☆秋山駿 これはハードボイルドタッチのダンディーな
まるで慈善事業のように金融業を展開している人です。
ユーモア感覚もあり、とても魅力的な人物像ですよ。
バトルの際には蹴り攻撃がかなり有効で強く、ものすごく
かっこいいです。
☆冴島大河 この人は敵対勢力のヤクザを18人殺したと
して投獄されている死刑囚です。執行されないまま25年が
経過し、ついに脱獄するのです。それがプリズンブレイクの
迫力です。そして神室町に来てからは、警官を避けながら
地下通路網や屋上通路網を利用して、町内を移動するのです。
これがかなりメンドイのですが、完全に新要素で終わると
一番楽しかったと思えます。人物は非常に純粋で誠実で
愛すべき人柄ですよ。バトルは投げや体当たりなどパワーが
特徴で迫力があります。
☆谷村正義 この人は生活安全課の刑事です。「ダニ」
なんて仲間内で呼ばれていますが、見逃してやる代わりに
礼金をもらっているのですが、その資金で苦しんでいる
人々を助けているのです。アジアの各言語に堪能で特に
アジア出身者を目にかけているのです。とても優しい人で
魅力的です。バトルはパンチと捌きがかなり有効で爽快
この人もかっこいい戦闘スタイルですね。
他には特に秋山の秘書の花がいい味出しています。
もちろん桐生一馬の魅力は健在。真島吾郎や堂島大悟、
などなど魅力的なキャクターには事欠きません。
★サウンド★は、SE、BGMはもちろん相変わらず
素敵ですよ。
本職の声優さん達はいい仕事しています。
秋山駿の山寺宏一さんはホントに渋くてかっこいいです。
花の平野綾さんは太った女の子の声の演技が秀逸で
私はてっきり柳原可奈子さんだと思っていました。
遥の釘宮理恵さんも一馬の黒田さんも良かったです。
ただ、今回は声優として起用された一部の俳優さんが
アフレコに慣れていなかったらしいのが痛かったですね。
セリフが聞き取りずらかったです。
★システム★は、メインストーリーを進めながら
合間合間でサブストーリーを解決していき、そこで
もらう経験値で主人公のレベルとスキルを上げてメインの
次の展開に活かしていきます。街中を自由に行けるときは
様々なミニゲームも楽しむことができて、フルコンプを
目指すというものです。
1周目プレイでメインストーリーとサブストーリーを
さっさと済ませて資金を集めて、2周目にそれを活かし
ミニゲームを楽しんでやり込むといいかもしれませんね。
★はまり度★は、人によって違うとは思いますが
恐らく、リアルタイムで発売ごとに遊んできた人には
懐かしさと新要素がいいバランスであり、飽きないの
ではないかと思います。
ここで色んな評価の要素を書き連ねていますがみんな
高評価になっています。だから文句なしにハマル
ゲームのはずなのです。ただシリーズを通して、しかも
続けてやったりすると確実に飽きます。
私の場合、1、2、見参、と続けてハマってコンプリート
した後、3の途中で完全に飽きました。そして半年経って
またやってみたら、またハマって、3、4、OfTheEndと
続けてコンプリートできました。
多分、1作やったら少し間を置けば「神室町に帰ってきた」
という感慨があり、それをマンネリとは感じないのでは
ないでしょうか。
★面白さ★は、やはり今作は4人の主人公の魅力と
その背景にあるそれぞれの複雑な物語が交差していき、
やがて交わり、大きな謎を紐解いていくというところに
あるでしょうね。
新要素の地下通路網、屋上通路網はかなり面白いと
思いました。しかし活かし切れてなかったという気も
しました。「of the end」はこれを活かすための
ゾンビによる隔離エリアの出現だったのかなと思います。
★総合★ 物語はメインもサブも感動的だしとても
面白いのですが「ゲームだから」と開き直ったご都合主義が
かなり露骨ですね。
確かにゲームなんですし、ゲームとして完成されていると
感じるので文句はないのですが、ただ物語とゲーム性の
間に「1」にあったような、こだわりがもう少し欲しい
ところです。
おそらく、あれは有名作家さんを監修に起用してかなり
制作陣は苦労をされたと思うのですが、それがあったから
このシリーズはこんなにビッグになれたのだと思うのです。
★グラフィック ★★★★★
★シナリオ ★★★★★
★キャラクター ★★★★★
★サウンド ★★★★☆
★システム ★★★★★
★はまり度 ★★★★★
★面白さ ★★★★★
★総合 ★★★★★
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